現世は陰陽の二つの世界により成り立っている。一つは形ある物が存在する「陽の界」 そしてもう一つは形のない物が存在する「陰の界」
現代を生きる陰陽師の少女、月(つき)。彼女が滅するは、異形、物の怪と呼ばれる負の気から生み出された怪物。 少年沖一真(おきかずま)は、陽の界を生きる高校一年生。
彼女が抱えるは物の怪を討つための使命。与えられしは、月の神からの贈り物――霊力の「加護」と物の怪を惹き寄せる躰の「呪縛」だった。
彼女の運命を知った時、一真は彼女と運命を共にする事を決める。
エブリスタ MF文庫コラボ コンテスト最終選考10位作品