2024年09月02日 (月) 17:46
こんにちは。
お子さんのいらっしゃるご家庭では、やっと夏休み終わった~という感もあるのではないでしょうか。
さて。
先日発売された、
やまだのぼる先生の「初歩魔法しか使わない謎の老魔法使い」の書籍版を、すこしまえに読み終えました。
未読の方っ!
もうめっちゃくちゃおもしろいから、ぜひぜひぜひに読んでほしいっ!
そして挿絵もまた、めっちゃかっこいいんです。
「
旅の戦士ドライオ」が書籍化されるときは、こちらのイラストレーターさんに挿絵を描いていただきたいなあ~。なんという、無責任なファンの勝手な妄想。
カ〇ヨムネクストでも連載なされています。
もちろん、なろうでも読書を楽しんでおりました。
拝読し、ズキュンと胸を撃ち抜かれた作品について、勝手に紹介したいな、と思います。
交流のない作者様の作品も、勝手に紹介。
紹介したい作品がめっちゃ多いので、同作者様の他作品、加えて去年あたりに紹介した作品は、見送ります……。
ああああああ、好きな作品全部紹介して、熱すぎるパッションを語り尽くしたい!
紹介しきれない作品については、
評価をつけた作品一覧のほうで。
最近読んでおもしろかった作品(読み始めた順)
「
舞踏会の、帰り道──恋人を捨て、死なせてしまった貴公子は、異郷の地でふたたび彼女にめぐり逢う──」(完結済)
琥珀さま
退廃的でけだるげな、美しい洋画を鑑賞したような心地。
作者さまからいただいた感想返信にて、「名探偵ポワロ」のドラマ版、「オリエント急行殺人事件」などのタイトルをうかがいましたが、まさにそういう……!
シリーズ最新作(完結済)を読むのが、今から楽しみ。
「
クロユリはそっと嗤う」(連載中)
ウバ クロネさま
黒毛の柴犬・クロユリちゃんが大活躍する警察小説。
読みやすくわかりやすい、テンポのいい文章で、事件の真相にすこしずつ迫っていく様子に、とてもワクワクします。
なんたってクロユリちゃんが可愛い!
「
塔の上の姫君と、旅の騎士様からの手紙」(短編)
momo_Öさま
優しくて、あたたかくて、美しい。
あとがきで作者さまが書かれていらしたように、まさしく『メルヒェン』の繊細な優美さ、その幸せな余韻に浸れる物語。
「
罪と罰の天秤」(連載中)
一布さま
タイトルとあらすじからもわかるとおり、凶悪犯罪と、それにどう向き合うかというような、重いテーマが描かれています。
しっかり残酷描写もあるので、読む人を選ぶところはあるかもしれません。
考えさせられます。
「
異世界で僕は美少女に出会えない!? ~《ウェステニラ・サーガ》――そして見つける、ヒロインを破滅から救うために出来ること~」(連載中)
東郷しのぶさま
コメディもシリアスもアクションも、ぜんぶがおもしろくて、ちょうどいいバランスの、異世界ファンタジー王道のワクワク感。
そうでありながら、王道をまっすぐ走るのとも違うような、よく練られた設定と物語は、先が読めません。
読み進めるうちに脳内で地図が描けるような、緻密でいて、そして文化や人種など、ぶれることのない世界観で、どっぷりと異世界ウェステニラに浸れます。
「
「レントリア」シリーズ」(完結済シリーズ作品と、連載中シリーズ作品あり)
こまの柚里さま
最初に拝読して思ったのは、「なんで書籍化されていないの?」でした。
ものすごくしっかりと作りこまれた世界観がある、本格ファンタジー。
シリーズ作品のいくつかを拝読しましたが、それぞれ作品のカラーが違っていて、ひとつひとつの作品が独立しておもしろい。シリーズとしなくても、完成度がめっちゃめちゃ高い。高すぎる。
そしてシリーズを追うごとに見えてくる景色がある。
なんで書籍化されていないんだろう。
「
タイムマシンは想いに揺れる」(完結済)
石江京子さま
何度も何度も、失敗しては、立ち上がって、という主人公の奮闘に、手に汗握る。
不器用さや臆病さがもどかしくもあり、けれど最初からずっと優しくて、思いやりがあり。
少しずつ成長していく姿に感動します。
不器用な大人の恋愛物語としても、タイムトラベルというSF小説としても、とてもおもしろい。
「
ダンジョンおくりびと」(完結済)
たらこくちびる毛さま
RPGならではの舞台設定を生かしに生かした、胸の温まるファンタジー。
魅力的なキャラクターと、その交流、やがて絆が結ばれていく様子、トラウマを克服して成長する姿に感動します。
散りばめられた伏線がきれいに回収されるのも、読了後の満足感に。
キャラクターが魅力的なので、続編に期待しています。
「
【妄想コンテスト入賞】桜の木の下で出会った女性は、天国への行き方がわからない幽霊さんでした」(短編)
たこすさま
美人でぬけてる幽霊さんの可愛らしさと、人がよくてあたたかい主人公。
くちもとがゆるんでしまうコミカルな可愛らしさ。
読み終えたあとの、幸福感ったらありません。
「
六福亭という宿屋の話」(短編)
六福亭(テリーヌ)さま
拝読したあとの余韻から、なかなか抜け出せなかった作品。
四千文字ちょっとの短編に、濃密で不思議な世界がぎゅっとつまっている。
物語の世界に囚われて、感想が書けなかった作品。
「
誰がマリー・ロビンを殺したか【第8回キネティックノベル大賞佳作受賞】」(完結済)
九重ツクモさま
ヴィクトリア王朝の英国を舞台としたミステリって、すばらしくおもしろいですよね。
こちらの作品は、物語の舞台について明言されていませんが、あのあたりの時代を背景としたお話がお好みであれば、加えてミステリもお好きとあれば、必読です。
ぜったいにはまります。おもしろいです。
「魔女の恋」更新しました
最新話は「
第5章 /14 乙女と娼婦(3)」です。
ご覧いただけますと嬉しいです。
いただいた紹介記事
こちらこそ、素敵な物語を書いてくださり、ありがとうございます!
ヘルートの普段はひょうひょうとした、とぼけたおじいちゃんっぷりと、それからP291のイラストにあるようなギラついた(なんかこう、違うような……いい言葉が見当たりません)底知れぬ翁っぷりとのギャップがたまりません!
P103のイラスト、めちゃめちゃ素敵ですよね……!
ぶわ~っと目の前に広がるイメージがそのままイラストに描きとどめられたような。
そして私のイメージよりずっと詩的で、世界の広がりがあって。
やまだ様のお子様は大きいのですね。
子供の成長って本当に早いですよね。
私も、数年前の子供たちの様子を思い出すのが、すでにむずかしいです。
大好きなお話に浸らせていただくだけで幸せなんですけど、好きが高じると語りたくなってしまうので、そういったうっとうしいようなひとり語りな感想について、やまだ様はじめ、皆様あたたかく受け入れてくださって、とてもありがたいです~!