レビューした作品一覧全41件
語り手は、若い女性っぽい鈴木さん。 この人が!やたらめったら事件に巻き込まれる! ・古典的な探偵小説っぽい殺人事件 ・デスゲーム ・未解決事件を担当する特命係的なアレ などなど…… そんで、鈴木さんが無情にうっちゃりカマすのを楽しむ、という連作短編です。 これ、5分くらいのミニドラマで見たいなーとか思いまして。 デスゲーム回はデスゲーム映画で主役張った役者さんがちゃんと出てきたりしたら、最高じゃないですか。 ヒロイン?の鈴木さんは、出てくるだけで画面が妙に不穏になる前田敦子さんとかどうかなーとか、見上愛さんが仏頂面で演じたりしてもよさげ、とか脳内キャスティングしながら拝見しています。 絵が綺麗に浮かぶんですよね。 テレビ局の人、見てたら早めに権利抑えておいた方がいいですよ!
美人で有能なデキスギ公爵令嬢デボラ。 王太子に婚約破棄をかまされ、最善の対応をして撤収するも、王家は王太子の廃嫡を選択。 真相を知るデボラも放逐したい…ということで、公爵家にごっつい利権を提示し、デボラは半年前まで紛争してた隣国の侯爵の後妻として嫁がされてしまいます。 嫁ぎ先でも、普通に人質扱いだし、13歳年上の侯爵も使用人も領民も亡くなった前妻ラブで、中には敵意を向けてくる者もいるし…という厳しい状況なのですが、恋愛小説すら読んだことがないほど、しなければならないことに追われまくっていたデボラにとっては、生まれて初めて得た「何もしないでいい」自由な時間。 じゃあ何をするのかってところで、デボラはシンプルに「人の役に立ちたい」と願い、周囲と交流を重ねていくのですが、侯爵家にも色々と事情がございまして──というお話です。 心の機微を丁寧に描いた上質な作品が読みたい♡という方は是非!
医学を志すも色々あって挫折し、血の繋がらない幼い弟・ジャックを育てつつ寒村で医者もどきをしているレオン。 んが、そこに突然超絶美女・ナタリーが転がり込んできます。 ナタリーは、レオンに「フランクベルト王レオンハルト二世」の幻影を見せ、レオンはレオンハルト二世の生まれ変わり、そして幻影の中に出てきた少女が自分だと告げます。 え?幻影の少女から数年しか経ってない感じですやん?? 大混乱するレオンですが、ナタリーは妊娠しており、それはレオンの前世であるレオンハルト二世の子だとも言われてしまいます…… 百五十年前の、王家と「建国の七忠」のドロドロパートは策謀と欲望が渦巻くガチ中世。 現世も現世で、レオンハルトの兄が興したモールパ公爵家周辺とか、なーんか思惑ありげ…… もんのすごく複雑な話なのですが、巧みな描写でぐいぐい読まされます。 せっかくの正月休み、がっつり大作読みたいわ〜という方はぜひ!
エリオットは10年前、学園の卒業式で婚約破棄かまして臣籍降下した元王太子。 幸い、断種とかまではされなかったものの社交界で居場所ゼロやん…と結婚もせず領地経営に励んできたつもりが、王位を継いだ叔父に城に呼ばれて、王位継承権復活させてもええんやぞ?と言われて、はいいいいい!?となります。 どうやら叔父の子である王子がまーた婚約者と巧く行かなくて下位貴族の娘にハマりかけてるっぽいとか、エリオットの腹違いの弟と結婚した元婚約者がなんかやべーとか、色々ときな臭いことになってる模様。 もう俺こういうの無理なんよー!となっているエリオットですが、事態は悲劇へと向かいます…… とまとめると、ザマァ中心っぽい雰囲気ですが、最後の最後、エリオットの思いが染みます。 密度の濃い異世界恋愛作品を読みたい方にぜひ!
ハーグンシェ子爵家は、800年前に邪神を封印した勇者の子孫。 しかーし、ひっさびさに邪神が復活→即再封印されて話題沸騰してる時に!なんでか!ご先祖様が造った家宝の聖剣を盗まれてもうたー! というわけで、パパはショックで寝込んでしまい、次男のコジュリー君は、にこやかだけど押しの強いピンク髪の男爵になんでか公爵夫人のサロンに連れて行かれて、警備どないなっとったんやと偉い人に詰められたりしつつ、あれこれ言い訳する破目に。 鍵の管理ほか、警備体制は万全だったので、説明すればするほど、不可能状況なんですけどね… んが、わらわらっと寄ってきた癖つよな貴族達の中に、いたのです。 話を聞いただけで、犯人がわかる頭イイ人が!! どうやって聖剣は盗まれたのか? 誰がなぜ盗んだのか? 未読でもイケますが、邪神再封印の死闘を描いた前作「なんじは邪神なりや?」を読んでいた方がより楽しめます!
ポルスキーさんは、かなり天然入っている魔女。 おもしろ魔法を次々造ってしまう天才型なのですが、その分魔法に夢中になると、いろんなことをほっぽりだしがち… そして、元彼のクロウリーさん。 こちらは魔法協会でビシバシ活躍する有能さんなのですが、ちょっと堅物。そして結構社畜。 すれ違いが重なって別れてしまったのですが、クロウリーさんはわりと露骨にポルスキーさんラブ。 ポルスキーさんもクロウリーさんのことがぶっちゃけ大好きではあるんですが、かんなり鈍いせいもあって、なかなかお互い思いが通じず、もだもだもだしていたところで、なにやら陰謀に巻き込まれ〜 あれ?なんかポルスキーさんにぐいぐい迫るイケメンエリートが出てきたぞ!? というお話です。 ほっこり可愛いトーンの作品ですが、魔法&陰謀もがっつり。 2人のかわゆいFAがたくさん描かれてますので、作者様の活動報告も要チェックです!
琥珀と申します。なろうの片隅で派手顔金髪縦ロールの公爵令嬢カタリナが探偵役をしたり、たまに死体役になったりする異世界恋愛ミステリなどを書いております。 ところでわたくし、異世界恋愛/総合ランキングで婚約破棄→ザマァ系統の作品がめっちゃ多いなぁ…なんでやろ??と長年謎でございました。 ジャンルは異世界「恋愛」なのに、全然恋愛描いてない作品まで普通にありますからね… 王道の恋愛小説なら称揚される「真実の愛」へのディスもなにげに酷かったりしますし。 さてこちらの評論。この謎に真っ向勝負で挑んだものであります。 特に、婚約破棄してくるバカ王太子とは「産んだ覚えのない長男」こと家事育児を無自覚にぶん投げてくる読み手の配偶者ではないかと喝破した第7節「聞け労働者の歌~仕事させるなら対価をよこせ!」は秀逸の極みでございます。 婚約破棄物テンプレ作品が好物の方も、ぶっちゃけ苦手な方も、ぜひご一読を!
「癒し手」(異世界恋愛の聖女的なアレ)が、やたら癒し手に強火な専属騎士、婚約破棄をやらかしたことのある第二王子、第二王子の恋人である男爵令嬢と一緒に神殿入りしたところ、癒し手専属騎士が犯人やろと言うてるも同然の状況で、他殺死体が大☆発☆見☆ 神殿は湖上にあり、事件現場は外部の出入りは不可能。 んが、間が悪いことに、専属騎士は超有能。 第二王子にツッコまれつつも、びしばしと先読みして対処してしまうのです。 犯人乙……ほんと乙…… 異世界恋愛では、聖女とか神殿とかちょいちょい出てくる割には、掘り下げられることはそんなにないのですが、信じることがいつの間にやら権威を生み出し、なんじゃかんじゃこじれたことになったりもする人の性も描いた作品です。 本作単独でも楽しめますが、あらすじにもあるように前作のバレがほんとヤバいので、前作「癒し手の偽り」からご覧ください!!
みんな大好き!「茹でダコの貴公子」が爆誕するお話!
投稿日:2024年4月20日 改稿日:2024年4月20日
ヒロインの伯爵令嬢アマリアは、色々あって結婚を諦め、宰相の秘書として頑張るしっかり者レディ。 宰相のサミュエルはめちゃくちゃ顔がいいのですが、女性には超塩対応な「氷の貴公子」なので、なるべく意識しないようにお仕事に邁進しております。 んが、まだ女性文官が少ないせいもあって、色眼鏡で見てくる輩もおり、「宰相の愛人なんやろ?俺の相手もしてや」とか知らん男に絡まれ、つい「えーい! どっせい!」と脳筋兄に習った一本背負いで投げ飛ばしてダッシュ逃げ。 そして職場に戻ったら、サミュエルがたまたま聞こえた気合声に一耳惚れ?してしまった、とか斜め上なことを言い出し──というお話です。 <推しポイント> ・アマリアかわいい!(重要) ・サミュエルが案外アレ!(ネタバレ回避) ・仕事ぶりがしっかり描かれているので、社会人読者も大納得 色々ありますが、ハピエンの舞!となりますので、安心してお楽しみください!
公爵家のパーティーで、ポンコツ婚約者がドアマットヒロインにお前とは婚約破棄だー!義妹と婚約し直すー!と言い終わる前に、肝心の義妹がぶっ倒れてそのまま死亡。 死因は毒物によるものと判明してしまいます。 人んちのパーティーで騒動起こすなやボケが!とキレつつ公爵令嬢ヴィエリア様が召喚したのは、ピンク髪の男爵令嬢(養女)のセルティちゃん! 公爵家のやたら美味しそうなご飯で餌付けされつつ、どうやって毒を飲ませたのか全然わからん不可能状況を、セルティちゃんがビシバシ解いていく本格ミステリです。 異世界恋愛が好きな人、ミステリが好きな人にオススメですが、両方好きな人にはもう最高! なろう異世界恋愛ミステリの金字塔「断罪探偵ヒロインちゃん」の続編で、単体で読んでも楽しめるように書かれていますが、今作に前作のバレが若干含まれるので、できたら「断罪探偵ヒロインちゃん」からご覧いただくのをオススメします!
確かな筆力と構成力が光る、本格異世界恋愛ミステリ!!
投稿日:2023年11月18日 改稿日:2023年11月19日
異世界恋愛ミステリ推進委員会事務局の琥珀と申します。 推理ジャンルの日間ランキングを覗いては、異世界恋愛ミステリが上がっとらんかなーとチェックしているのですが、久々に大物きたー! ヒロインの恋が成就すると、攻略対象の誰かに悪役令嬢が殺されてしまう乙女ゲーに転生してしまった主人公アニー。 んが、転生先は悪役令嬢でもヒロインでもなく、貴族学園の教師として淡々と働いていたところ、悪役令嬢の遺体発見! でも、元の乙女ゲーと話がズレてて、犯人わからへん! 事件現場となった旧校舎、普段は人がいないはずなのにやたらめったら攻略対象がうろついていて色々大混乱! という展開なのですが、トリック&解明も大納得の本格異世界恋愛ミステリなのです。 複雑な状況をわかりやすく伝える、作者様の描写力に脱帽です。 このレベルの作品に「似非みすてり」とつけられるとハードル上がりすぎるので、勘弁してください……
タイトル通り!な、連作短編型の作品です。 司法解剖もない乙女ゲー世界で、公爵令嬢マリアージュがビシバシと検分して無双する楽しいミステリです。 開幕の「王宮舞踏会殺人事件」では、子爵令嬢が撲殺されている上に、王太子の婚約者である公爵令嬢がいかにも凶器ですう!と言わんばかりに血まみれの彫像を握りしめて倒れていたのが発見されて大騒動。 以下、「炎の魔道士焼死事件」「下町の聖母殺人事件」と続きます。 異世界恋愛としては、断罪回避するつもりが、次々と攻略対象がマリアージュの仲間になってしまって気がつけば逆ハー!? ま、マリアージュあんま気がついてないんですけどね…という王道っぷりです。 描写は明快でわかりやすく、キャラはあるある踏まえつつそれぞれ魅力的でたーのーしーいー! 既発表分だけでも十分楽しめるのですが、次作が気になりすぎるのが唯一の欠点です…作者様続きはよ…
邪神を封じ込めた迷宮。 だが、邪神が脱走し、聖域は神によって封鎖されてしまう。 聖域に閉じ込められた、 ①記憶喪失な従者 ②老聖女 ③生真面目女聖騎士 ④その部下のちょい軽聖騎士 ⑤異世界転生者の聖女 ⑥おひげの騎士団長 ⑦宮廷魔導師 の中に邪神が紛れ込んでいる──という「汝は人狼なりや?」状況で殺人大発生! しかも、ただ殺されるだけでなくて、エグい不可能状況! そこそこに推理小説は読み、自分でも推理作品書いてはいるのですが、ほんとのほんとにわからんくて、なにこれ…なにこれ…と、更新を正座待機してます。 という説明だと、難解な作品っぽく聞こえるかもしれませんが ・登場人物のキャラが立っており、会話めっちゃ面白い! ・迷宮も見取り図つきで、安心安全! と、読みやすさ&面白さも保証付き。 ちょうど解決編が始まったところ。この作品はぜひリアタイをオススメしたいです!
毎度おなじみ貴族学院。 ピンク髪の加護持ち男爵令嬢に籠絡された第一王子が、婚約者の銀髪公爵令嬢を断罪、婚約破棄を言い出したものの、魔道具で教科書ビリビリは自作自演と判明。 婚約破棄して公爵家の後ろ盾がなくなれば、王太子の目はなくなるぞとドヤる第二王子、どさくさに紛れて公爵令嬢にプロポーズかます俺様留学生…が、話は急旋回。謎解きに突入するのです。 ・異世界恋愛婚約破棄ザマァテンプレの再現性 ・お約束の道具立てをうまい具合に使った「謎」の見せ方と解明 個人的には、鋭い観察力を披露したらざわつかれてしまう第一王子の取り巻き(脳筋枠)に涙しました。うん、君らそういう扱いよね… 素晴らしい異世界恋愛×ミステリ作品ですのでぜひ!! ※このレビューのタイトルは、異世界恋愛×ミステリって案外イケると思うんですーという趣旨の自分のエッセイに、作者様から頂戴しましたコメントからいただきました!
「『氷の〇〇』とか呼ばれている美形だけど色々おかしい人にやむなく嫁いで、最初は君を愛することはないとか言われたけど、結局溺愛コース!」なパターン。 ここのところ、なろう異世界恋愛ではやっているパターンですね。 今年に入ってからだけでも20本は読んだ気がします。 で、この作品。 タイトルはいかにもテンプレっぽいじゃないですか。 でも副題をよく見ると、「愛していません」と言うのは令嬢側なんですよ。 どういうこと??って思ってください。 で、クリックして読んでみてください。 長いのは長いですが、つるつる読めるので大丈夫です。 悪役がめちゃどぎつくリアルに悪役ですが、大丈夫です。 散りばめられたギミック、ストーリーテリングの妙、ヒロインと氷の公爵の心の動き、どれも一級の作品です。 特に、ラストはめっちゃ染みますので、ぜひ!
お気楽王子のサイラスは、子爵家の令嬢ブリジットに出会って一目惚れ。 王子とか言ったらドン引きされる予感しかないので、外国文学好きのブリジットに合わせて宮廷図書館の司書「サロモン」と偽り、翻訳の話を持ちかけて縁をつなごうとするも、ブリジットには4人の姉妹がいて、彼女たちが無事嫁ぐまでは自分の結婚なんて考えられない模様。 サイラスは「よろしい! ならば四人全員結婚させてやる!」と、貴族の動向については子爵家よりも詳しいのを活かし、手芸や植物画を描くのが得意な長女、活発な三女にそれぞれ合いそうな男性を偶然を装って出会わせ、いい感じの展開にするも… この流れ、いくらなんでも都合がヨすぎるんじゃ…?とぼんやり疑い始めたブリジット。 「サロモン」を疑い始めた子爵。 ブリジットと結婚して子爵家を継ぐ気満々の従兄弟も登場で、後半戦が楽しみな展開です。 連載中から読む派の方は、お早めにブクマを!!
時は(たぶん)19世紀、場所は(たぶん)イギリスの片田舎のどこか。 本格的なヒストリカル系のお話です。 ジェイン・オースティンとかあの系の世界観。 地主階級の娘フィリパは両親を失い、家計は大逼迫。 屋敷は失わないで済んでいるものの、弟が4人、妹が4人もいるフィリパは、嫁ぎそびれつつも、なんとか弟妹を一人前に育て上げようと奮闘中。 隣の家の子爵様(訳ありっぽい)とまったり交流しつつ、祖母に教えてもらったタティングレースを編んだりするフィリパの日常が、連作短編っぽい感じで描かれていくのですが…… 編み図がね!ついているんですよこの作品!! 作者様は「一度編んでみて、編み図として成立していることは確かめている」とおっしゃっているので、タティングレースできる方、やってみたかった方は是非!ファン手芸を!! 私は手芸がほんとダメダメなので、素敵作品が投稿されることを全力で祈っています……
発端は作者様の活動報告。 ドアマットヒロインという言い方はハーレクイン系のレビューで使われる、というお話をされていて、 「ぺらっぺらのドアマットちゃんがヒロインのラブストーリー書いてみたいな。いじめてくるのは雨靴嬢をはじめとした令嬢達で、優しくしてくれるのはせっけん伯爵なんだけどドアマットちゃんはウールだからせっけんで縮んでしまうおそれが。そこにあらわれたのはおしゃれ着洗い王太子で……とかどうですかね。」 とお書きになっていて、そんなん全人類が「読みたい!」ってなるに決まってるじゃないですか。 で、速攻お書きになったお話です。 キャラは繊維&洗剤ネタがてんこ盛りなんですが、文体&描写はめちゃめちゃ本格的なヒストリカル。 華麗な舞踏会が眼に浮かびつつ、ウールを洗うやり方もしっかり勉強できます! レビューを書いていてもなにが起きているのかちょっとよくわかりませんが、現場からは以上です!
公爵令嬢グレイスは、婚約者である第一王子から婚約破棄を告げられてしまいます。 なろうでは、一日平均4.7人の令嬢が婚約破棄されてますからね(体感)。 公爵令嬢で王子の婚約者といえば、もはや婚約破棄が定めなのです… が、タイトルの通り、グレイスはモブ顔な第一王子の顔が大大大好き! てことは、あれか、無事グレイスの思いが通じて元サヤ展開やろ…と思いますやん? んが、この作品、そっから斜め上斜め上に展開していくのです! とりあえず、不穏すぎるウチワ芸(作中では扇子だけど)に要注目で!
婚約破棄&ループ物って、傑作色々ありますよね。 アレとかコレとかソレとか、ぱっと作品名が上がる方も少なからずいらっしゃると思います。 仕掛けとしては面白くはあるんですが、先行作品の厚みがありすぎて、ぶっちゃけレッドオーシャンだと思ってたんですよ。今更、人気作品と違う魅力を打ち出すのは無理ゲーでしょ?といいますか。 が、この作品。 めっちゃくちゃ面白いです。 王太子が公爵令嬢に婚約破棄を通告した一日を繰り返すというパターンなんですが、繰り返しを認識しているのは、現状ではこの2人だけ。 なので、そんなに親しくなかった2人は助け合って行動していくことになるんですが、その関係性の変化、そして謎の提示の仕方・サスペンスの作り方が凄い。 まだ気合を入れればすぐ追いつけますし、リアタイでドキハラしたい方はぜひ!!
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