レビューした作品一覧全9件
人は誰もが心に闇を抱えている。 執着、後悔、諦念、絶望、 それが当たり前なのだ。 この物語のヒロインアークエンデもまたその闇を抱え、"ラスボス"になる運命を背負わされた人物である。 諦念を抱えた主人公は後悔を抱えたまま舞台を去った彼女の養父となり、彼女の闇に立ち向か、……向かわない? いや、彼女を救おうとして奮闘はするのだけれど、心の闇は深めます。 よりによって、執着によって狂っていった彼女の執着を強めます。 どーすんだこれ!? 健気な公女といたいけな聖女が、闇に堕ちていく様子が軽妙に描かれている物語です。 ……まあその(恋の)闇は世界を絶望に染めたりしなそうだからいいよねっ!! 予想を裏切り期待に応える伊瀬ネキセ先生の闇堕ちの物語。 読もう!!
ここに伝説が蘇る
投稿日:2025年4月3日
熱狂。 この物語から受け取るのはひたすらな熱さだ。 作者は書きたいことを描いている。 RTA動画が好きなのだ。 コメントを付けて盛り上げる情熱が好きなのだ。 白髪の少女に見える剣士が好きなのだ。 ところどころ病んでる、一途なつるぺたメガネ緑髪ヒロインが好きなのだ。 (廿_廿)こんな視線の最強幼女が好きなのだ。 相棒系、本妻面の無自覚男の娘が好きなのだ。 メスガキ系厭世家気取りのくせに家庭的で攻めに弱い忍者が好きなのだ。 黒髪ムチプリな屈折系純真無知少女が好きなのだ。 そして多分、絶対、小説表現が大好きなのだ。 ここには確かな文章力で描かれた熱狂がある。 ぜひ読んでその熱を感じてほしい。
良質な両片想い。 要するに、大好きな人と一緒にいるために一所懸命に頑張る二人の物語。 けれど二人して恋愛ポンコツ過ぎて時間がかかる話。 物語の焦点が綺麗に二人に合っているからやきもきしてニヤニヤしてジリジリして心の中で叫ぶのです。 はやくくっつけ!! とりあえず、苦い飲み物でも用意しないと糖分の物量作戦に負けそうになります。 それだけはご注意を!!
破天荒なアイドルの百合営業!!
投稿日:2024年2月27日 改稿日:2024年3月25日
神は言った。 光あれ!! 作者は言った ユリガ カキタカッタ つまりはそういうことだろう 伊瀬ネキセ先生の四作目 世界初のAIによる完全製作が謳い文句の、五感没入型大規模MMOを舞台にした、アイドル達の物語 まず、キャラがいい!! 一話目から動く動く 一癖ある新人アイドルグループの三人のその日常、関係、目標が描かれた導入を観ると彼女達のことをもっと知りたくなる、応援したくなる 世界観もいいっ!! ゲームの世界を前提として、ゲームにまつわる色々なことが丁寧にカリカライズされているから、わかる人にはワカル。知らない人もそんな感じかと理解できるであろう匙加減 知ってる気がするけどワカラナイ 行き慣れた定食屋の新メニューのような舞台はわくわくします 前作の超越ヒロインの言葉を借りてお薦めします!! 「こ、これは百合営業や! あの光はあかん……いや……ええ! 人類が微笑む光やで!」
この作品は、RTA動画の小説化という世界初のジャンルの作品です。 なんだそりゃって感じですが。……スゴイヨ? なにがすごいかっつーと。 ・小説としての表現がしっかりしているから、RTA動画を知らなくても小説として楽しめる。 ・RTA動画の面白い要素がちゃんと小説化されてるから、RTA動画を知ってるとさらに楽しめる。 ・小説を読んだ後元ネタ動画も見たくなる。 はじめはリスペクト元の独特な言い回しがあったりして戸惑うこともあるのですが、一度そういうものとして受け入れられれば、超楽しめる作品です。 (そしてRTA動画を見始める人もいるんじゃないかと) 意味わからんネタを巧みな文章力で調理した快作。
いや、コレいいんじゃない?
投稿日:2019年2月14日
なんというか。 なんじゃコレ、が積み重なって 凄いことになっていく物語でした。 というとなんか足りないな。 読んだというより、遊んだ感があると言いましょう。 完結した今、読了というよりプレイ終了という気分になっています。 ネットミーム、一部の人達(だけ)のお約束。 おふざけ、パロディ。 そんな内輪感もエッセンスにしながら、ライブ感のある世界に夢中になれる。 いいよ、コレ。
魅力的なキャラクター達
投稿日:2018年11月15日
とにかくメインの二人が素敵だった。 ズレてる感じの飄々とした主人公。 まっすぐにいい子なヒロイン。 大変な目にあって。 苦労しながら何とかしていく。 残酷さも内包する世界の描写も含めて、 直接的じゃない感情の表現が良いのです。 ある意味王道で、けれどいままでなかった 変で素敵な冒険譚 ちゃんと完結してますが、二人がイチャイチャする 後日の話とか。 もっと読みたいです。
けもっ娘が無敵な異色作
投稿日:2018年11月15日 改稿日:2018年11月16日
うん。なんというか。 異色。 主人公は間違いなく可愛いけもっ娘。 異世界転生だし、無敵のスキルで大活躍!! こう書くとステロタイプっぽいんだけどなー。 いわゆるアンチテーゼでもない。 いわゆるステロタイプではない。 けれども読み続けると期待した楽しさがあり 予想しなかった面白さがある。 かわいくつよいむてきなけもっ娘がだいかつやくだよ!! これで合ってる。けど違う。そういう素敵な作品です。
かわいい。精霊かわいい。
投稿日:2018年11月14日
とりあえず。 シルフィ可愛い。ディーネもだめ姉可愛い。 けど。けれど。 ベルの可愛さがヤヴァイ。 ベルが可愛いというだけで読み続けられます。 繰り返し読めます。 世界観なんかは精霊の可愛さ、すごさのために作られているのかな。 良く言えば「最大公約数的」悪く言えば「ありふれた感じ」 だから気軽に読めるし気楽に楽しめる。 精霊達がキャイキャイ楽しむ感じが最高な作品です。
OSZAR »