まず、これだけははっきり言えます。
ストレスなしで読める、【痛快娯楽異世界ファンタジー】です。
冒頭から、ラストがバッドエンドではないことが伺えて、その次の話から怒涛の展開。
よくあるクラス全員が異世界転移などではなく、PC部員という、ある意味コアなメンバーが揃っての異世界転移。
場面ごとに各部員の視点で語られるのも面白く、それぞれの感情が分かりやすく読ませているのも、他では見かけなくて斬新でした。
よくある【女神からチートスキルをもらって俺つええ系】ではなく、日常の舞台が現代から異世界に移った事、そしてのんびりと進行する、ゆる〜いストーリーといい、物語に引き込ませるアクセントとして上手く使われています。
一話の文字数も飽きがこない程度に纏められていて、少しの時間に一話、二話と読み込めるのも親切です。
まだ完結はしてきませんが、今後の展開にも期待できる良作と言える作品でしょう。